3月18日(水)より、東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムにて、「写実絵画の殿堂」と呼ばれるホキ美術館が所蔵する作品を紹介する『超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵』が開催される。
この展覧会は、対象をリアルに描く写実絵画の枠を超えた「超写実絵画」ばかりを集めたホキ美術館の作品を紹介するものだ。2010年、医療用具メーカーの創業者の保木将夫氏のコレクションを紹介するために開館したホキ美術館(千葉市緑区)は、日本初の写実絵画専門美術館。展示される作品は、どれも写真かと見紛うような繊細な作品ばかりで、写実絵画ブームにも一役買ったが、昨年10月に豪雨による水害に見舞われ、現在は長期休館中だ。
会場には、森本草介、野田弘志、中山忠彦、青木敏郎、島村信之、小尾修、五味文彦、大畑稔浩、生島浩、磯江毅、原雅幸、石黒賢一郎、塩谷亮ら、日本写実絵画界のトップランナーたちの作品が集結。サイズの大きな作品が多く出品されるため、その緻密さをより堪能できるほか、バラエティに富んだ作品を見比べることで、その魅力を味わえる展覧会となっている。
『超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵』は、2020年3月18日(水)~5月11日(月)まで、Bunkamuraザ・ミュージアム(渋谷区道玄坂2-24-1 JRほか「渋谷駅」徒歩7分)にて開催。開館時間は10:00~18:00(金・土は21:00まで)。休館日は4月14日(火)。入館料は当日一般1600円。
※このページの画像はサイトのスクリーンショットです
【関連リンク】
・超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵-Bunkamura
・ホキ美術館
【関連記事】
・渋谷系を楽しむ「元ネタ探し」 映画や文学の名作へのオマージュ
・マルチな才能の持ち主・伊丹十三 あらゆる仕事に通底した類まれなる美意識
・ゼロ年代に生まれたボーカロイド文化 急成長を支えた「好循環」