東京・上野の東京国立博物館にて、鎌倉時代から現代までの「きもの」の歴史をたどる特別展『きもの KIMONO』が開催される。
この展覧会は、日本人独自の美の世界を体現するきものについて、豊富な資料をもとに、その歴史を通覧するものだ。きものの原型となる「小袖」は、室町時代の後期に花開き、江戸時代には美しく彩られたものを着用するように。さらに明治・大正・昭和・平成と、現代に至るまで、多様に変化・発展しながら、人々に深く愛されている。
展示は「モードの誕生」「京モード 江戸モード」「男の美学」「モダニズムきもの」「KIMONOの現在」という5章で構成。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、篤姫ら、歴史上の偉人が着たきもの、尾形光琳直筆の「冬木小袖」、きものが描かれた国宝の絵画、岡本太郎がデザインしたきものなど、200点以上の作品が展示される。
『きもの KIMONO』は開幕日未定~6月7日(日)まで、東京国立博物館平成館(台東区上野公園13-9 JR「上野駅」徒歩10分)にて開催。開館時間は9:30~17:00(金・土は21:00まで)。休館日は月曜(5月4日は開館)。観覧料金は一般1700円。
※追記:新型コロナウイルス感染予防・拡散防止のため、2020年4月14日(火)に予定していた開幕が延期となったため、開催情報を修正しました(4月3日)。
【関連リンク】
・特別展「きもの KIMONO」-東京国立博物館
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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。