ポップカルチャーの総合誌として、独自の切り口で様々なライフスタイルを提供し続ける雑誌「ブルータス」。そんな同誌が今年で40周年をむかえました。1980年5月に発売された創刊号が読めることに加えて、これまでの表紙がズラリと並んだ40周年特設ページをウェブサイト「BRUTUS.JP」内に公開。表紙は80年代、90年代と10年ごとにまとめられ、常に時代の空気を掴み、どのような特集を組んできたのかが確認できます。
「『ポパイ』の卒業生」のために作られ始めたという同誌の創刊当初のコンセプトは「悦楽」。
「BRUTUSは無世代の、 つまり男として生きる術を心得た、あらゆる男たちのために編集される。社会的な年齢に達し、打ち込める仕事を持ち、向上心のある男たちの、 より良きマニュアルとしてこの雑誌が利用されれば幸いである」
と創刊号のステートメントに綴られている通り、現在よりも「大人の男性」を意識した作りになっていることがわかります。ページを踊る見出しには「パーティには絶対タキシードで出かけたい。」「シャンペーンは別名“口説き酒”と呼ばれる。果たしてその真偽の程は。」など、ダンディズムを刺激する内容が見られ、余暇生活が注目され消費文化が形成されていった80年代のムードを感じることができるでしょう。
また、同ページでは創刊号やバックナンバーの表紙が見られるだけでなく、読者が印象深い号を選んでTwitter に投稿できる「#自分史上最高BRUTUS」という企画も実施中。手に取った時の思い出や、心に残る紙面についてなど、メッセージを添えてツイートしてみては?
さらに同ページでは、本誌7月1日発売号で40年のベスト記事を集めた別冊「よりぬきブルータス」が収録され、秋にはイベントも企画中という情報も。また、40周年企画だけでなく、本日発売のマンガ特集「マンガが好きで好きでたまらない」も要チェックです。
●BRUTUS 40周年特設ページ-BRUTUS.JP