手仕事の可能性を考える「和巧絶佳展」 日本の美意識に根ざした作品を紹介

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7月18日(土)より、東京・新橋のパナソニック汐留美術館にて、日本の美意識に根ざした工芸的な作品を作る作家の作品を紹介する展覧会『和巧絶佳展 令和時代の超工芸』が開催される。

この展覧会は、映像やデジタル技術を駆使した表現が増加するなか、現代日本における、人が作り出す美を紹介するものだ。グローバリゼーションが進み、あらゆる物の均一化・均質化が進む一方で、ものづくりの世界では、日本各地で育まれてきた工芸や手仕事に注目が集まっている。同展では、工芸というジャンルにとらわれることなく、工芸素材を用い、工芸技法を駆使して工芸美を探求する12人の作家を紹介する。

会場は、「日本の伝統文化の価値を問い直す『和』の美」「手わざの極致に挑む『巧』の美」「工芸素材の美の可能性を探る『絶佳』」という3つの章で構成。伝統的な技法をデフォルメしたもの、レディー・ガガが着用したことで世界的に有名になった、花魁の高下駄をモチーフにした靴、サブカルの要素を伝統技法を用いて表現したものなど、手仕事の可能性の広がりを予感させる作品が多数展示される。

『和巧絶佳展 令和時代の超工芸』は、2020年7月18日(土)~9月22日(火・祝)まで、パナソニック汐留美術館(港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階)にて開催。開館時間は10:00~18:00(7月24日、7月31日、8月7日、8月28日、9月4日は20:00まで)。休館日は7月22日、8月12日~14日、8月19日、9月9日、9月16日。入館料は一般1000円。

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和巧絶佳展 令和時代の超工芸-パナソニック汐留美術館

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。