TVアニメ『世話やきキツネの仙狐さん』や『ウマ娘プリティーダービー』ほか、数々の作品で主役やヒロインを務める声優の和氣あず未のセカンドシングル『Hurry Love/恋と呼ぶには』が、6月に発売された。このシングルには、自身も出演するTVアニメ『社長、バトルの時間です!』のOPテーマなどが収録されているが、デビューシングルの経験はどんな部分で活かされたのか? 2020年6月26日発売の『クイック・ジャパン』vol.150で、和氣はこのように語っている。
「正直にお話すると、レコーディングで歌っていたときのイメージとCDが完成してから聴いたときの感覚に、ズレを感じたところもあったんです。だから、家でいっぱい練習して自分の歌声を聴いて、『思ってたのと違うから、こうしよう』と修正しようと思うようになって。それがファーストシングルの経験から学んだことでした」
今作は前作に引き続き4曲を収録。ファーストシングルは4曲中3曲が恋愛ソングだったが、今回は全曲が恋愛ソングだ。これは本人の希望による部分もあるようだが、なぜ恋愛ソングが好きなのか?
「私、かわいいものとかときめいてる女の子がすごく好きなんです。それに、妄想するのもすごく好きで。想像とか妄想がしやすかったり、自分の中でストーリーにしやすいので、恋愛系の曲が昔から好きなんですよ。自分が歌っているような曲も、歌詞を読んで『こういうことなんだろうなぁ』っていう想像をどんどん広げていっちゃうんです。あと、友達の恋バナとかも聞くのが大好きで。勝手にひとりで盛り上がってたりとかもするんですけど(笑)」
シングルには、ハッピーエンドで結ばれる曲、とにかく純粋な恋愛を描いた曲、ちょっとダークでミステリアスな曲など、バラエティに富んだ4曲が収録された。今後はこれらの楽曲を生で披露する機会も増えそうだが、パフォーマンスをする上での理想はあるのだろうか?
「仲の良い芹澤優ちゃんは理想のひとりです。ライブを何回か見させてもらったんですけど、セリコ(=芹澤)がアイドルとしてステージに立つ姿って、すっごいなと思って。『きっとセリコのことを全然好きじゃない人をそこに放り込んだとしても、絶対大好きになって帰るんだろうな』と感じようなステージだったんです。なので私も、来てくれた方にそういう気持ちになってもらえるようなパフォーマンスをできる人になれたらいいなと思っています」
セカンドシングルでは、どの曲でも持ち前の可愛らしさを活かしつつ、表情豊かな歌声を響かせた和氣。妄想するのが好きで、想像を広げるのが得意な彼女なら、憧れのセリコのような存在になるのも夢ではなさそうだ。
◆『クイック・ジャパン』vol.150(2020年6月26日発売/太田出版)
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