1月2日(土)より、東京・両国の江戸東京博物館にて、企画展『和宮 江戸へ ―ふれた品物 みた世界─』が開催されている。
この展覧会は、江戸幕府第14代将軍・徳川家茂の正室・和宮に焦点をあてたものだ。和宮は仁孝天皇の皇女、孝明天皇の皇妹で、家茂の正室として降嫁。江戸時代の将軍の正室は、3代・家光以降、宮家・摂家などから迎えるのが習わしだったが、皇女との婚姻は異例だった。和宮は、大奥における生活習慣を武家風と御所風に和合させることに尽力。その内面や暮らしぶりに迫る。
会場では、江戸に下って婚儀を上げる”決意”、政略結婚でありながら仲睦まじく暮らした結婚生活、無血開城へと至る激動の幕末維新期など、和宮の一生をゆかりの品や資料とともに概覧。婚礼道具として誂えられた品々、茶碗や茶器など日常生活で使用したもの、直筆の和歌や消息ほか、和宮が実際に見たり触れたりした様々な資料が展示される。
企画展『和宮 江戸へ ―ふれた品物 みた世界─』は、2021年1月2日(土)~2月23日(火・祝)まで、江戸東京博物館(墨田区横網1-4-1 JR「両国駅」徒歩3分)にて開催。開館時間は9:30~17:30。休館日は1月12日(火)、25日(月)、2月1日(月)、8日(月)、15日(月)、22日(月)。観覧料は一般600円。
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