2017年に発売され、各メディアで話題となった『文春にバレない密会の方法』(キンマサタカ・著)。多方面でリスクを背負う可能性のある不倫や浮気を、まさにこれから実行しようという人、もしくは既に実行中の人への指南書となっています。本書では「こんな方法があったのか!!」と目からウロコ間違いなしのリスク管理術や密会術を具体的に紹介。ここでは、その一部を特別に公開していきます。(全6回)
今回は、不倫(浮気)中のSNSとの付き合い方を紹介します。
SNSをコントロールせよ
当たり前だがSNSの取り扱いには注意しよう。過去に遡って、一緒にタグづけされている写真から浮気相手を特定されたなんてことも珍しくない。
Facebookを例にとると、まずは身内と繫がらないことが大事だ。万が一繫がってしまったら(繫がっていなくとも)友達情報が見えないように設定を非表示に変更する。これで自分の共通の知人を使って浮気相手を探ることも難しくなる。そもそも、密会相手とはSNSで繫がらないことが一番なのだが。
次にタグづけ機能だが、知り合いと浮気している場合は、すべての過去のタグづけを非公開にする。または友達から削除する。これで浮気相手を特定されることを回避できる。
恐ろしいばかりのSNSだが、逆にFacebookやInstagramのチェックイン機能を密会に活用することもできる。
たとえば、友達と飲んで、その後密会相手と逢う時は、時間差で友達をタグづけして、さっきまでいた飲食店にチェックインする。
友人との飲み会は21時に終わっているのに、23時にそれを投稿することで、「ああまだ友達と飲んでいるのね」という印象を伴侶に与えることができる。
あえて「自撮り」をSNSにアップせよ
密会相手と約束をした夜のこと。とりあえず食事でもというときは、信用できる同性の友人を呼ぼう。
これにはいくつかメリットがある。まず、2人より3人でいるほうが、万が一目撃された場合も、周囲の目をごまかしやすい。
次に、パートナーから自分の友人を紹介されたことで、自分が正式な(サブ)パートナーであると確認できて、密会相手を満足させられる。陰鬱なイメージがつきまとう密会だが、互いに後ろめたい気持ちがあるぶん、ちゃんと紹介されると嬉しいものだ。また、いつもは人目を避けて2人きりで過ごすことが多いため、久しぶりに3人で過ごすと会話が弾むのも大きい。
そして、3人で会う最大のメリットは、写真を残せるということだ。
もし、家人から連絡があったら「高校の同級生と飲んでいる」とメッセージを送る。そして「遅くなりそうだからご飯はいらない」と続ける。次にその友人と撮った写真をSNSに上げる。このときのポイントはインカメラ機能を使って「自撮り」するということだ。まさかフレーム外に写っていない人がさらにいるとは、この写真からは想像しづらい。その錯覚を利用するのだ。
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本書『文春にバレない密会の方法』(キンマサタカ・著)では、他にも「途中でタクシー移動を挟め」「子供のお稽古は“書道・そろばん”」「あえてケータイにロックをかけない」などなど、具体的な密会ノウハウを徹底紹介。密会に使えるアプリや、おすすめの密会スポットの紹介、元文春記者によるコラムなども収録しています。
繰り返しになりますが、本書は不倫を推奨するものではありません。間違った方向に進んでしまい悩む人の人生にそっと寄り添う一冊です。
筆者について
フリーライター・編集者。1977年生まれ。出版社勤務後独立して現業。得意分野は肉欲と食欲。週刊誌やWEBで執筆多数。