重信房子による自叙伝『はたちの時代 60年代と私』が太田出版より刊行、6月16日(金)より順次発売される。
こんな生き方は私の予定にはなかった。
『はたちの時代 60年代と私』帯より
だけど、仲間と共に在る。
重信房子は元日本赤軍のメンバー。2000年11月に逮捕・懲役20年の判決を受け、2022年5月に刑期満了で出所している。
『はたちの時代 60年代と私』は、学生時代などの青春期から連合赤軍の最後までを、448ページにわたって著者自身が綴った決定版・自叙伝。
青春期を描いた第1部「はたちの時代」から、「明治大学学費値上げ反対闘争」、「実力闘争の時代」、「赤軍派の時代」、そして最終章「パレスチナ連帯と赤軍派との乖離の中で」の全5部・16章で構成されている。(詳細目次は太田出版ウェブサイトに掲載。)
22年の獄中生活を終えて出所し、出版のためにこの文章を読み直してみると、消したいエピソードも多々ありました。(中略)私は、どんなふうに戦い、どんな思いをもって力を尽くし、そして敗れたのか、当時の何万という「世の中を良くしたい」と願った変革者の一人として、当時の何万と居た友人たちへの報告として読んでもらえたら嬉しいです。
『はたちの時代 60年代と私』あとがきより
重信房子・著『はたちの時代 60年代と私』は、2023年6月16日(金)より順次発売。四六判・448ページ、2,860円(本体2,600円+税)。
◆重信房子(しげのぶ・ふさこ)
1945年9月東京・世田谷生まれ。65年明治大学Ⅱ部文学部入学、卒業後政経学部に学士入学。社会主義学生同盟に加盟し、共産同赤軍派の結成に参加。中央委員、国際部として活動し、71年2月に日本を出国。日本赤軍を結成してパレスチナ解放闘争に参加。2000年11月に逮捕、懲役20年の判決を受け、2022年に出所。近著に『戦士たちの記録』(幻冬舎)、『歌集 暁の星』(晧星社)など。