暗闇が消えると何が失われる? “光害”の実態をひもとくスウェーデン発の科学エッセイ『暗闇の効用』刊行

お知らせ
スポンサーリンク

人工の光による自然への影響・光害(ひかりがい) の実態をひもとく、生物学者による科学エッセイ『暗闇の効用』(ヨハン・エクレフ=著、永盛鷹司=訳)が、このたび9月20日(水)より発売。スウェーデンからアメリカ、ドイツほか各国で続々翻訳されている人気の最新科学エッセイが、待望の邦訳出版となる。

いま、街灯の照明をはじめとする人工の光が、多くの夜の自然の光を奪っている。その結果、古来から続く生物の概日リズム(体内時計)を乱し、真夜中に鳥を歌わせ、卵から孵化したウミガメを間違った方向へ誘導し、月明かりの下の岩礁でおこなわれるサンゴの交配の儀式すら阻害している。

『暗闇の効用』太田出版ウェブサイトより

闇がなければ光はなかった 闇は光の母 ――谷川俊太郎

『暗闇の効用』帯文より

「暗闇が消えると何が失われるのか?」考えたことがあるだろうか。星が見えにくくなるだけではなく、鳥たちの異常行動など、光害(ひかりがい)はすでに身近にも世界各地でも発生している。

本書では、光害の実例はもちろん、生態系と夜の関係、人類への影響、宇宙における闇、さらには闇を求めるダークツーリズム、作家・谷崎潤一郎『陰翳礼讃』についても言及。「光」だけに当てられがちなフォーカスを「闇」にあてる。

人間が作り出した環境問題の一つである“光害”。私達が暗闇を取り戻すために何ができるのか、本書は呼びかけ続ける。

『暗闇の効用』(ヨハン・エクレフ=著、永盛鷹司=訳)は、2023年9月20日(水)より発売。2,420円(本体2,200円+税)、四六判、240ページ。目次は太田出版公式ウェブサイトを確認しよう。

関連商品