今日までやらずに生きてきた
第3回

ジムに2回行った

暮らし
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今日までやらずに生きてきた。そのひとつがフィットネスジムに行くことだった。一念発起し、ジムに行くことに決めた。とうとう決めた。どういう服装で行ったらいいのか。そもそもジムには空腹で行くべきものなのだろうか。今の自分はラーメンを食べたい気持ちだが、ラーメンを食べてからジムに行っていいのか。生まれて初めてのジムで、自分は何を思い、何を得たのか。灼熱のうだるような夏の日、チョコザップに行ってみた。

何もしてこなかったが自分がなぜ「チョコザップ」に行く気になったか

とうとう、フィットネスジムに行く日が来た。どういう服装で行っていいものかわからないので、いつもと変わらぬTシャツと長ズボンで外に出た。ジムには空腹で行くべきものなのだろうか。軽めであれば、何か食べてから行ったほうがいいように思える。近所にいくつかある好きなラーメン店のひとつの前を通り過ぎる。ラーメンが食べたいのが本音だが、ラーメンを食べてからジムに行っていいものかどうか。なんとなく、そのふたつは相反するものに思えてやめた。

そのかわり、うどん屋に入ることにした。「こっぺ」という変わった名の店である。以前ここはお好み焼き屋で、お好み焼きはヘラで切るから、フランス語で切ることを意味する「Coupe」からとって「こっぺ」と名付けたのだと、店主から聞いたことがある。年を取ってお好み焼き屋をやるのはしんどくなって、うどん屋ならできると、名前だけは残したまま、途中で業態を変えたらしい。

シンプルな味わいが好きでたまにくる「こっぺ」

うどん屋と書いたが、立ち食いそば店のように、麺をうどんにするかそばにするか、選ぶことができる。私はこの店ではいつもそばを注文している。最初の頃は色々なメニューを食べてみていたが、ある時期から「天ぷら玉子そば」一択になって、いつもそうしている。

「少し感じが変わったからわからへんかったわ」と80歳近い店主が声をかけてくれた。以前、この店の歴史についてお話を聞かせてもらったことがあり、それから、私がライターの仕事をしていることなど、覚えてくださっているのだ。髪型や服装はいつも同じだし、感じはたいして変わってないとは思うが、たしかにかなり久々に店に来たので、少し時間をかけて思い出してくれたのかもしれない。

「お元気ですか?暑いですけど」というと、「おかげさまで」とのこと。「相変わらず取材してますの?」「前に出さはった言うてた本は好評ですか?」と、蕎麦を茹で、茹でたものを湯切りしながら聞いてくださった。こちらも「はい、まあ、おかげさまで」と答える。

「天ぷら玉子そば」の生たまご、つゆを入れてそばをよそったあとに店主はいつも綺麗に割り入れてくれるのだが、今日は黄身が割れてしまって、つゆの中に流れ出た。それを見て店主は「あっ」と小さく言ったが、その黄身を覆うように上からかまぼことねぎを乗せて、どんぶりが私の前に運ばれてくる。

いつからか定番となっている「天ぷら玉子そば」

メニューが貼ってある壁に、「前払いでお願いします」というような注意書きがあった気がする。毎回それを見ているわけではないが、たしかそのように書いてあったので、私はいつもこのタイミングで、食べる前に会計をする。でも、食べ終えてからあと払いのお客さんもいて、どっちが正しいというのでもないようだ。

お釣りの小銭をもらって、財布にしまって、割り箸を割って、それでようやく食べ始められる。色が薄くて甘みのあるつゆ。そのつゆを天ぷら(平たくて楕円の、カップそばに後入れするようなタイプのもの)にしっかりしみ込ませて、ふやふやに柔らかくしておく。まずは流れ出た黄身をそばにまとわせて啜る。うん、いつもの味。

ラーメンはやめて、結局、天ぷら玉子そばを食べている。これを食べ終えたらジムに行くわけだが、ジムの前の天ぷらそばはどうだろうか。これから行くジムは無人らしいから、インストラクターに「何を食べて来ましたか? え、天ぷらを⁉」などと咎められる心配はないが。

十分に柔らかくなった天ぷらを何口かにわけて大事に味わい、冷水を1杯おかわりして外へ。最後に声をかけたかったが、店主はあとから来たお客さんにざるうどんを運んでいるところだったので「ごちそうさま!」とだけ言って出る。すぐ近くに地下鉄の乗り口へと下る階段があって、それをトントントンと、リズムを意識して降りていく。つゆとそばと天ぷらが胃の中で一緒になって小刻みに揺れるイメージ。

冷房の効いた電車に乗り、太子橋今市(たいしばしいまいち)駅まで。思ったよりすぐに着いて、もっと涼んでいたかったが仕方ない。地上出口の階段をのぼったら、真っ白の夏の日差しである。遮るもののない広い道を歩く。あれが目的の「チョコザップ」だ! と、会員専用アプリをダウンロードしたときなどに見たロゴマークとイメージカラーを横断歩道の先に発見した気でいたが、よく見るとそれは「りらくる」というマッサージのチェーン店で、本当はそっちに行きたいが、行くわけにもいかなかった。

なんとなく似ている気がした「チョコザップ」と「りらくる」

ライザップ社が運営するフィットネスジムのチェーン「チョコザップ」は、決まった月額を支払うと、その月のうちは何度でも、全国に数ある店舗を利用することができる。一部の店舗を除いてはスタッフが常駐しないようで、そういったコストカットが随所でなされているためだろう、ジム業界ではおそらく他にないほどの安価で利用できるのだが、そうは言っても、普段からジム通いしているわけではない自分にとっては何回も行って元を取りたいと思ってしまうところだ。

そもそも長年にわたって「運動しないとな。そもそも運動が嫌いなわけじゃないんだ。そういう機会がないだけで、誘われれば草野球のチームでもハイキング同好会にでも入りたいのに、周りにそういう人がいないだけ。ジムでも行って、腹筋割ってみたい」と言うだけは言って一向に何もしてこなかったが自分が、なぜ今回チョコザップに行く気になったかという話である。

それは、私と同じライター業を、比べ物にならないほど長く続けてきた先輩であり、知人でもある方がブログにチョコザップ通いの日々のことを書いていたからだった。元気で活動的な方ではあるが、失礼ながら熱心に運動しているという印象はこれまでなかったのが、半年も通い続けて苦にならないのだという。「ハードだけど目標のために頑張ってる!」みたいな感じではなく、「なんとなく続いているのが自分でも不思議」みたいな、気軽な書き方だったのに影響を受け、「それなら自分にもできるかも」と思ったのだった。

入会手続きはオンラインで完了し、利用時に必須アプリをスマートフォンにインストールした。アプリを起動し、入館証のQRコードを入り口でかざせば入れるらしいのだが、本当だろうか。とにかく、店舗のひとつがある場所を目指す。

普段こんなふうに足を動かしたことがないのが自分でわかる

あれ、と驚いた。歩く先に「酒」という看板が見えてきて、なんとなく見覚えがあると思ったら、以前飲みに行ったことがある酒屋の角打ちがあるではないか。すごくいい店だった記憶がある。というか、目的のチョコザップが入っているビルはまさにその角打ちの隣らしい。「酒」の向こうにチョコザップの看板が見えて、笑えた。

チョコザップの手前に「酒」

しかも、まだ13時を過ぎたばかりなのだが、すでに角打ちが開いていて、のれんがかかっている。その誘惑に勝ってチョコザップに行かなくてはならないのだ。2024年の夏現在、日本にチョコザップは1500店舗もあるらしいが、全国でこれほど角打ちに近いチョコザップの店舗はないのではないか。ちなみに今日、私がこのチョコザップの店舗に来たのは偶然で、このあと、近くに取材で行くべき場所があるからなのだ。そこがまさか名角打ちの隣だとは、我ながら驚きの奇遇だった。

右手が酒屋「伏見屋商店」の角打ちスペース

でも大丈夫だ。さすがにここでジムへ行くのを放棄はしない。むしろ、運動後の酒を楽しみにして頑張れそうだ。

そのチョコザップはビルの2階にあって、ドアの横にQRコードの読み取り機があるのがすぐわかったのでスマートフォンの画面をかざす。ピッと音が鳴って、これで入っていいらしい。

中を覗いてみると、人がいなくてホッとした。いや、正確には先客がひとり、マッサージチェアを利用していたが、私はなんとなく、タンクトップの人が大勢汗をかいて運動している状態をイメージして臆していたので、そんなふうじゃなくて安心する。

とりあえず、涼しいだけでありがたい

奥に細長い部屋に、フィットネスマシンが何台も設置されている。しっかり空調が効いていて涼しい。部屋の奥は、チョコザップの色々あるサービスのなかの「セルフ脱毛」「セルフホワイトニング」などを利用するための個室が並んでいる。

荷物を入れるロッカー(鍵などはついていないオープンな棚という感じ)があり、更衣室とトイレがある。そうか、そういえばシャワーなどはないんだった。というか、汗をかいたとき用の着替えを持ってくるべきだった。まあでも、今日は生まれて初めてのジムである。見学に来たつもりで、いきなり全力でいかなくてもいいだろう、と、早くも甘えた考えが出始める。

だが、これは嘘ではないのだが、フィットネスマシンを、実はずっと試してみたかった。これらはきっと、筋肉をつけたり引き締めたりしたい部分だけを効率的に動かせるように開発されたものなわけで、家でたまに腹筋や腕立て伏せなどやってみると途端に疲れ果ててイヤになってしまうが、マシンの力を借りればきっとスムーズに楽しく運動できるのではないかと思う。

マシンを一つひとつ見ていく。なんとなく動かし方がわかるものもあれば、どこを触ってどう動かすのか、見当がつかないものもある。アプリ上にそれぞれの動かし方の解説動画があるのだが、そもそも、目の前のマシンがアプリのどれと対応しているのかわからず、画面を見て立っているだけで時間が過ぎていく。まあでも、適当に動かして共有物であるマシンを変にしてしまってはいけないし、ここはじっくり確認しておくべきだろう。

どうやって使うものなんだろう

動画で確認して、まず間違いなく使い方を知り、試せそうだなと思ったのが「アダクション」というマシンだった。これは、両足を内側にグッと寄せる力で重りを持ち上げるもので、たとえるなら、両膝のあいだに挟んだゴムボールにギューッと圧をかけるような、そういう筋肉の使い方をするマシンであるらしい。

室内のあちこちに除菌用のウェットティッシュが置かれていて、マシンの使用前・使用後に、自分が触れた部分を拭くのがマナーらしい(慣れるまで、うっかり忘れそうになってしまう)。

マシンに腰かけ、パッドの外側に足を置き、まずは重りなしで軽く動かしてみる。うんうん、なるほど、こう動くのね。と確かめてから、重りを、まずは15㎏に設定してみる。重りの脇に置かれている金属製のピンを刺すと重さを変えられるようになっていて、これは私のような素人でもパッと見てわかる感じだ。

再度動かしてみると、「うおおお!」と静かに声が出て、その後笑いそうになった。これは、いい! 普段、こんなふうに足を動かしたことがないのが自分でわかる。「あ、ここにも筋肉ってあるんだ?」と新鮮な驚きを感じるような。そして、15㎏でもかなりきつい。ガチャンと大きな音が立たないように静かに開閉を繰り返そうとするとなおさら負荷がかかる。なるほど、こういうものか。慣れたところでさらに少し重りを増やしてみる。

動かしたことのない筋肉が動く楽しさ

その隣には「アブダクション」という、逆に足をグイッと外側に開く力で重りを持ち上げるマシンがあって、そっちも試してみる。また笑ってしまう。当たり前だが、使う筋肉が全然違うのである。さっきの「アダクション」の力の入れ方にはまだ少しは馴染みがある気がしたが、外側から負荷がかかって、それに抵抗して足を開こうとする動きなんて、生まれてこの方、一回もしたことがないと思う(そばに誰か協力してくれる人がいたら、座った状態で自分の両膝をその人にギュッと内側に押し寄せてもらって、それに抵抗するように外側に開いてみて欲しい。そんな感じの動きである)。

「ディップス」というマシンは、腕の筋肉でレバーを下に押し込み、その力で重りを持ち上げるもの。腕の後ろ側の、これもまた普段の私は全然使っていない筋肉に負荷がかかってプルプルする。また、両腕を広く開いて下に押し込む動作をするので、強制的に肩が開く感じになる。同じ姿勢ばかりしてよく肩が凝る私にとって、まず、この動きだけでもストレッチ感覚で爽快である。

他にもいくつかのマシンを順々に試し、最後に「クロスバイク」という、自転車を漕ぐような動きを繰り返す、よくジムにあるイメージのあれに乗ってみた。手元のボタンで負荷を自由に設定できるのだが、それをちょっと重めにして一定の回転数(RPMというらしい)を長く維持してみようとすると結構ハードである。せっかく来たんだし15分2セットはやってみようと自分で適当に決めた目標に向かって頑張ると、全身にうっすら汗をかき、なかなかいい運動じゃないかと思えた。

腕時計を見ると、ここに来てから1時間ほどが経っていた。休み休みだったし、マシンの動かし方を知るためにぼーっとしていた時間もあるので、実際の運動時間は30分ほどだろうか。まあでも、最初はこんなものだろう。

「あ、足が悪くなるな。気をつけないと、まあ、それぐらいだ」

店から出るときもQRコードをかざしてドアを開け、階段を下り、即、隣の角打ちへ。最高のコースだ。

このためにがんばった

とりあえず瓶ビールを注文し、もう少しも待てない気分でゴクゴク飲む。うう、うまい。いつもより断然うまい気がする。全身に染み渡るとはまさにこのこと。「チョコザップ飲み、やめられなくなりそうだ」と思う。

こんなに美味しい瓶ビールは久しぶりだったような

その数日後、近所にあるチョコザップにも行ってみた。ナビを見ていくと、割と歩き慣れたあたりに急にチョコザップが現れ、「いつからここにあったんだ?」と不思議に思う。入ってみると、最初に行った店舗よりも広々していて、マシンの数が多かった。この前の店にはなかったマシンがいくつかあって、それを優先的に試してみる。

家から徒歩圏内にもチョコザップの店舗があった

「ラットプルダウン」という、上から吊り下がったふたつの持ち手を両手でグーッと押し下げるようなマシンは、なんというか、やっていて「今、ジムで頑張ってる!」という気分が込み上げてくるものであった。これぞジムというか。重りを重めに設定して、ゆっくり、くじけずに繰り返す。

私が入店したときは誰もいなかったが、しばらくして何人かの方がやってきて、みな颯爽と運動している。視界の端にサッと入った印象からすると、みんな選ぶマシンも決まっていて、自分のなかにルーティンがあるようだった。お昼どきだったので、会社の昼休みに少し運動しに来たのかもしれない、そんな雰囲気だった。

「一日のなかのちょっとした時間に運動をしようという発想があるんだな、みんな。すごいな」と感心しながら私は私で運動を続け、今度は「ショルダープレス」という、肩をしっかり開いて腕の筋肉を動かすマシンを試す。「これもまた、普段開かない角度まで肩が広がって気持ちいいなー」と思いながら、ふと周りに目をやると、私がさっきまで使っていた「ラットプルダウン」を別の人が使っているのが見えた。

そこでびっくりしたのだが、私の使い方は間違っていて、体の向きがまったく反対だったのである。これはきっとたとえるなら、背もたれにお腹をつけるようにして椅子に座るような、洋式トイレの水洗タンク側に向いて座るような、「あら! 初心者登場!」と一発でわかるようなミスだったに違いない。やけに周囲の方と目が合った気がしたのも、それか。「ああ、恥ずかしい」と思ったが、恥ずかしさで汗をかいているのか、「ショルダープレス」の効果で汗をかいているのか、今の私にはもうわからない。

20年以上も前のこと、親戚が亡くなって、私も葬式に行った。亡くなったのは、山形生まれだが、嫁いで以来は長く横浜に住んでいた母方の大叔母で、親戚があちこちから集まった。

集まった親戚のひとりに、私はあまり会ったことのない人がいて、母のいとこらしい。年老いてはいたが、ちょっとおしゃれというか、キザな雰囲気の漂う男性で、聞くと昔はモテたらしい。いや、「モテた」では済まない範囲で、色々と波乱万丈な人生を送ってきた人らしく、あとからその人の色恋沙汰についての信じられない昔話をたくさん聞いた。その人が、姓名判断や手相占いできるというので、葬儀の途中の開いた時間に私が見てもらうことになった。

何か辛辣なことでも言われたらどうしようと思ったがそんなこともなく、だいたい今のままで大丈夫だろうというような肯定的な話をされて、親戚に手相を見てもらうというのもなんだか面白いなと思って聞いていた。最後に、「あ、足が悪くなるな。気をつけないと、まあ、それぐらいだ」と言われて短い占いタイムは終了となって、ただそれだけのことだったのだが、ずいぶん経った今も「いつか足が悪くなるのかも」と、その言葉が忘れられずにいる。

最近、左足のかかとが長く痛んでいて、どうやら「足底筋膜炎」というものらしい。激しいスポーツをして、足裏に負担がかかり過ぎると現れる症状で、なぜ私がそれになるのかわからないが、散歩のし過ぎだろうか……。とにかくたまに、何かにつかまらないと歩けないほどに痛む。

調べてみると、足回りのストレッチや、ふくらはぎの筋肉をつけることも症状の緩和にいいらしい。今後は足の筋肉を重点的に鍛えたいと思っている。足が動かなければ、散歩もできないし、チョコザップ飲みもできないではないか。あの占いに抗うのだと、今、やる気になっている。

*       *       *

『今日までやらずに生きてきた』は毎月第2木曜日公開。次回第4回は9月12日(木)17時予定。

筆者について

スズキナオ

1979年東京生まれ、大阪在住のフリーライター。WEBサイト『デイリーポータルZ』を中心に執筆中。著書に『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』、『遅く起きた日曜日にいつもの自分じゃないほうを選ぶ』、『思い出せない思い出たちが僕らを家族にしてくれる』、『「それから」の大阪』など。パリッコとの共著に『ご自由にお持ちくださいを見つけるまで家に帰れない一日』、『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』、『“よむ”お酒』、『酒の穴』などがある。

  1. 第1回 : 疲労の果ての酵素浴
  2. 第2回 : 薬草風呂でヒリヒリした日
  3. 第3回 : ジムに2回行った
  4. 第4回 : ホテルの40階でアフタヌーンティーを
連載「今日までやらずに生きてきた」
  1. 第1回 : 疲労の果ての酵素浴
  2. 第2回 : 薬草風呂でヒリヒリした日
  3. 第3回 : ジムに2回行った
  4. 第4回 : ホテルの40階でアフタヌーンティーを
  5. 連載「今日までやらずに生きてきた」記事一覧
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