8月1日(土)より、神奈川県横浜市の「そごう美術館」にて、文化財の複製作品展『東京藝術大学スーパークローン文化財展』が開催される。
この展覧会は、東京藝術大学で開発された高精度な文化財複製「クローン文化財」を紹介するものだ。クローン文化財は、伝統的な模写の技術と最先端のデジタル技術に人の手技や感性を取り入れ、素材・質感・技法や文化的背景や精神性に至るまでを再現したもの。失われた文化財の再現など、世界中の文化を継承する手段として期待されている。
会場には、焼損した法隆寺の金堂壁画や、間近で鑑賞することができない釈迦三尊像、爆破されたバーミヤン東大仏の天井壁画、保存のために一般公開が困難な高句麗江西大墓や敦煌莫高窟、戦火で失われたキジル石窟航海者窟壁画ほか、シルクロード文化財の再現・復元作品と映像など約50点を展示。アフガニスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、中国、北朝鮮、ミャンマー、日本などの貴重な文化財が目の前で堪能できる。
『東京藝術大学スーパークローン文化財展』は、2020年8月1日(土)~8月31日(月)まで、そごう美術館(そごう横浜店6階)にて開催。開館時間は10:00~20:00。入館料は一般500円。
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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。