今、ヤクザでいる意味とは 『山口組対山口組 終わりなき消耗戦の内側』

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三つ巴から再び二つになった指定暴力団・山口組についてつづった『山口組対山口組 終わりなき消耗戦の内側』(藤原良・著/太田出版)が、9月5日(土)に発売される。

迷い込んだ長期抗争という迷路、そしてコロナ禍……2020年、ヤクザでいる意味とは? この本は、三つ巴から再び双頭となり、またも相対する“菱と菱”に迫り、“新しい日常”を生きる彼らの実像を描いたものだ。著者の藤原良は、週刊誌や雑誌・マンガ原作・月刊誌等でアウトロー記事を多数執筆。万物斉同の精神で取材や執筆にあたり、主にアウトロー分野のライターとして定評がある。

同書は、第一章の「分裂の影響」に始まり、「『神戸派』と『名古屋派』」(第二章)、「三つ巴抗争の出口」(第三章)、「2020年のヤクザ」(第四賞)、「一次六神抗争と第二次六神抗争」(第五章)まで、全203ページにて詳述。

長期抗争が及ぼすシノギへの影響、長期抗争をおさめる“仲裁役”の不在、出口なき抗争の犠牲者たち、ヤクザと新型コロナ禍、暴力団排除と外国人による特殊犯罪の増加、治安維持システムとしてのヤクザの誕生など、様々な切り口から彼らの姿に迫っている。

『山口組対山口組 終わりなき消耗戦の内側』(藤原良・著/太田出版)は、2020年9月5日(土)発売。1500円+税。

【関連リンク】
山口組対山口組 終わりなき消耗戦の内側-太田出版

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。

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