11月21日(土)より、東京・両国の江戸東京博物館にて、『国立ベルリン・エジプト博物館所蔵 古代エジプト展 天地創造の神話』が開催される。
〈世界の始まりは混沌とした原初の海「ヌン」であった。その海から、すべてのものが生まれ、育まれた。しかし、世界の終りがやってくると、すべてのものは再び原初の海に飲み込まれていく…〉
この展覧会は、古代エジプト人が信じた「天地創造と終焉の物語」を、ドイツ・ベルリンの「ベルリン国立博物館群エジプト博物館」のコレクションによって紹介するものだ。ベルリン国立博物館群は、5つの博物館を中核とする総合博物館群で、先史時代から現代にいたるまで、世界的な規模と質を誇るコレクションを擁している。そこから選りすぐった作品により、古代エジプトの神話で描かれた、“原初の海”を巡る壮大な生と死のサイクルについて紹介する。
展示は、「天地創造と神々の世界」「ファラオと宇宙の秩序」「死後の審判」という3つの章で構成されている。会場には、長さ4メートルを超える文献『タレメチュエンバステトの「死者の書」』や、装飾が美しい『タイレトカプの人型木棺(内棺)』ほか、100点以上の日本未公開の作品が登場。神々の姿や神々が創った森羅万象、宇宙の全体を支配する秩序・摂理「アマト」と、それを実践するファラオなどについて、アニメーションも駆使しながら解説していく。
『国立ベルリン・エジプト博物館所蔵 古代エジプト展 天地創造の神話』は、2020年11月21日(土)~2021年4月4日(日)まで、江戸東京博物館(墨田区横網1-4-1 JR「両国駅」徒歩3分)にて開催。開館時間は9:30~17:30。休館日は月曜(11月23日、1月4日、11日、18日は開館)、11月24日、12月21日~1月1日、1月12日。観覧料は特別展専用券1800円。なお同展は、京都、静岡、八王子を巡回する。
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