川上徹也氏による書籍『二人の蔦屋 蔦屋重三郎と増田宗昭』が9月18日(木)に刊行。
本書は、蔦屋書店創業者・増田宗昭と、江戸時代を代表する版元・蔦屋重三郎の二人の物語を並行してたどり、時代を超えて「文化を届ける」ことの意味を問いただす1冊。
すでに発売前重版も発表されています!
江戸と令和
時代を超えて響きあう成功と挫折の物語
全国に広がるTSUTAYAフランチャイズ店、SHIBUYA TSUTAYA、代官山 蔦屋書店など、数々の企画を生み出した蔦屋書店創業者・増田宗昭。
一方で江戸時代、喜多川歌麿を育て、山東京伝を世に出し、謎の絵師・東洲斎写楽をわずか十ヶ月で時代の記憶に焼きつけた名版元・蔦屋重三郎。
当代きっての「企画マン」であり、「人たらし」であり、「商売人」だった二人の蔦屋の歩みをたどると、驚くほどの共通点が見えてくる。時代を超えた二人の蔦屋の物語を通して、「文化を届けるとはどういうことか」という本質的な問いに対する答えを探る。
著者は、『ストーリーブランディング100の法則』や『キャッチコピー力の基本』『ザ・殺し文句』など多数を執筆、湘南ストーリーブランディング研究所代表のコピーライター・川上徹也。
『二人の蔦屋 蔦屋重三郎と増田宗昭』は、2025年9月18日木より全国書店やAmazonなどの通販サイトで発売開始。
目次より(一部抜粋)
プロローグ 平成の蔦屋重三郎
前史 1951~ 桜新地 蔦屋が蔦屋になるまで
●増田:色町で生まれ育つ
●蔦重:幼いころに両親と別れ吉原で育つ
一章 1983~ 枚方 蔦屋書店誕生
●増田:貸しレコード店の「話がおもしろくカッコいい」店主
●蔦重:蔦重もレンタルから商売を始める
二章 1985~ 江坂 蔦屋からTSUTAYAへ
●増田:蔦屋書店か?TSUTAYAか?問題
●増田:細かくて大雑把 大胆で繊細 クリエイターで商人
三章 1995~ 恵比寿 急成長とディレクTVの大失敗
●増田:社長解任と楽園の崩壊
●蔦重:寛政の改革で盟友たちが次々と断筆
四章 2000~ 渋谷 上場から上場廃止へ
五章 2011~ 代官山 蔦屋を再定義する
エピローグ 令和の蔦屋重三郎
■著者プロフィール
川上徹也(かわかみ・てつや)
コピーライター。湘南ストーリーブランディング研究所代表。
大阪大学人間科学部卒業後、大手広告代理店勤務を経て独立。数多くの企業の広告制作に携わる。東京コピーライターズクラブ(TCC)新人賞、フジサンケイグループ広告大賞制作者賞、広告電通賞、ACC賞など受賞歴多数。
著書は『ストーリーブランディング100の法則』(日本能率協会マネジメントセンター)『キャッチコピー力の基本』(日本実業出版社)、『物を売るバカ』『1行バカ売れ』(いずれも角川新書)、『ザ・殺し文句』(新潮新書)、『高くてもバカ売れ!なんで?』(SB新書)など多数。海外にも6か国20冊以上が翻訳されており、台湾・中国などでベストセラーになっている。