2020年4月14日（火）、長谷川町子の生誕100年を記念し、東京・桜新町に長谷川町子記念館がオープンする。
同館がオープンする東京都世田谷区の桜新町は、町子が生前に長く暮らした街。同地には1985年、町子が姉の毬子とともに集めた美術品を展示する長谷川町子美術館が開館したが、町子の漫画資料が展示されていると思って来館する者が多く、これまでは館内に「町子コーナー」を設けて、対応してきた。しかしスペースの都合で多くの資料を展示できないため、今回、美術館は美術品を展示する場所に戻し、新たに分館として記念館を建設。町子の作品展示をより充実させる場が完成する。
新たにオープンする長谷川町子記念館には、町子の代表作である『サザエさん』『エプロンおばさん』『いじわるばあさん』の三大作品の世界観をデータと書籍の双方向で楽しめるコーナー、様々な作品やその人となりと仕事に関する資料の展示、絵本やぬりえなど、小さな子どもでも楽しめるコーナーなどが登場。町子色満載のSHOP＆カフェもオープンする。
オープンを記念し、4月14日から企画展『長谷川町子の漫画創作秘話』が開催される。これは、約半世紀にわたって漫画家として活躍した町子が作品を作り上げた背景を、『サザエさん』を中心に漫画の創作過程を追いながら、作品に込められたこだわりとその心情、苦悩なども織り交ぜて紹介するもの。「サザエさん」誕生以前の初期の作品、実際に使用していたペンやインクなどの道具、草稿、漫画原画、単行本とその表紙原画など、貴重な品々が展示される。
長谷川町子記念館（東京都世田谷区桜新町1-30-6）は、2020年4月14日（火）にオープン。企画展は2020年4月14日(火)～6月28日(日)まで開催。
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・長谷川町子美術館
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