乃木坂46の生田絵梨花が今年1月から2月にかけ、日本を代表するミュージカル演出家・小池修一郎が手がける『ロミオ&ジュリエット』の舞台に立った。もともとミュージカル女優志望だった生田は、なぜアイドルグループのオーディションを受けたのか? 現在発売中の『クイック・ジャパン』vol.130で、生田はこのように語っている。
「私はちっちゃい頃からピアノを習っていて、歌とか音楽全般も好きで。小学2年生のときに『アニー』を観てから、将来はミュージカルの舞台に立つ人になりたいなと思いはじめたんです。
(中略)そこからジュニアミュージカルのオーディションをいくつも受けたんですが、ばんばん落ちていました。『アニー』なんて、書類審査で落ちました。そんななかで、乃木坂46のオーディションを見つけて、『ソニーミュージックが新しいグループのメンバーを募集します』みたいな文章を見たときに、少人数の音楽ユニットかなと思ったんですよ」
募集要項にはしっかりと「アイドルグループ」と明記されていたが、「ちゃんと理解してなかった」と語る生田。合格した後には、さすがに乃木坂46がアイドルグループであることを理解したようだが、それでもなぜ彼女は辞退しなかったのか?
「まだなにもわかってないのに辞めちゃうのはもったいないし、辞めたとしてもまたオーディションに落ち続ける日々かもしれないし。ミュージカルとは違うけど、ステージで歌ったり踊ったりっていうのはアイドルも一緒だなと思って、頑張ってみようと思うようになりました。それに……もしかして一番の理由は、メンバーの雰囲気が良かったかもしれない」
生田によれば、乃木坂には「アイドルになろう」と思って入ってきた子が少なく、自然とみんなで支え合って、頑張っていこうという雰囲気になったのだという。グループに加入するまでは、学校の授業でも自分からは絶対手をあげない「お堅い人」だった生田だが、そんな周りの子のおかげで、「まるーくまるーく、頭がやわらかく、楽しめるように」なったそうだ。
◆『クイック・ジャパン』vol.130(2017年2月24日発売/太田出版)
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