道尾秀介のミステリー小説『背の眼』 渡部篤郎主演でドラマ化

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 直木賞作家であり、若手ミステリー作家として人気を集める道尾秀介の小説『背の眼』が、渡部篤郎主演でドラマ化された。

 同小説はミステリーとオカルトを融合させた、道尾秀介の長編ミステリー。ぞくっとするようなホラー要素、緊迫感のあるサスペンス要素、淡々とした推理要素が詰まった内容で、第5回ホラーサスペンス大賞を受賞。作中には作者自身の名前をもつ作家「道尾秀介」も登場する。

<<東北のある村を訪れた作家の道尾秀介。村ではここ数年、児童の神隠し事件が起こっていた。河原を散策していると、妙な声が聞こえてきた。そこは、神隠し事件で最初にいなくなった少年の切断された頭部だけが流れ着いた場所だった。

 道尾は東京へ戻ると、友人で「心霊現象探究家」の真備庄介に相談を持ちかける。同じ頃、真備はその村の近辺で相次いで起こっている自殺について相談をうけているところだった。自殺者たちには自殺する理由は何もなく、代わりにひとつの共通点があった。それは「死ぬ直前に撮っていた写真で、彼らの背に奇妙な”眼”が写りこんでいる」ということだった>>

 冷静かつ科学的な視点で霊現象を解析する主役の真備庄介役を渡部篤郎、真備の助手の北見凛役を成海璃子、著者と同名の作家・道尾秀介役を平山浩行が演じる。

 主演の渡部篤郎は今回の役どころについて、「真備庄介は楽しいキャラクターで、秘めた悲しみのあるという難しい役。原作で描かれている雰囲気を表現したいと思う」と意気込みを語る。原作者の道尾秀介も、「喜怒哀楽に”驚”が付くシリーズなので、きっとご満足いただけるかと思います」とコメント、作品への自信をのぞかせる。

 3月31日(土)夜9時から、BS日テレで放送。

【関連リンク】
『背の眼』BS日テレ公式サイト

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。