5月26日(土)より、東京・元麻布の「Kaikai Kiki Gallery」にて、村上隆キュレーションの現代美術展『悪夢のどりかむ:A Nightmare Is A Dream Come True: Anime Expressionist Painting』展が開催される。
この展覧会は、アーティスト・村上隆キュレーションのもと、村上の影響下にある若手現代芸術家の作品を展示するもの。デジタルの人気絵師からアナログのぺインターへと変身を遂げたJNTHED、アニメ風、ゲームキャラクター風の少女を描くことで知られるMr.をはじめ、NaBaBa、STAG、おぐち、ひるきの計6人の作家が集い、今月10日より29日まで東京・中野の「pixiv Zingaro」で公開制作された作品が展示される。
同展キュレーターの村上は、現在の日本を、「昨年の震災をきっかけに、安定に綻びが生まれ、醜悪な実態が一気に人心の目を覚まさせた」「日本は悪夢のど真ん中。スーパーフラットを通り越して、凹んだ社会のまっただ中」と分析し、「自然の力、脅威に対抗するには、人が社会組閣して対峙せねば解決不能という自明であった事実に気が付き、モラルの在り方に今一度疑問符が投げかけられている」と問題提起。若手アーティストに「今の社会にリアルにフィットする表現を探せ。暗闇を暗闇として描く行為」と問いかけている。
『A Nightmare Is A Dream Come True: Anime Expressionist Painting』は、2012年5月26日(土)~ 6月21日(木)まで、Kaikai Kiki Gallery(港区元麻布2-3-30 元麻布クレストビルB1F)にて開催。開廊時間は11:00~19:00、閉館日は日曜日、月曜日、祝日。
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