大林宣彦監督に「20年に1人の逸材」と言わしめ、映画『戦慄迷宮3D』では清水崇監督が「器用な子なので今後伸びるはず」と太鼓判を押した女優・蓮佛美沙子が、会話劇を中心に展開される深夜ドラマ『ドラゴン青年団』(TBS系)への出演を終えた。彼女の役柄は、マドンナ役の喫茶店の娘・ヨーコ。このドラマの撮影および出演への経緯について、彼女はこう語っている。
「現場があまりにも楽しかったので1か月半の撮影期間があっという間に過ぎてしまって。今回はたまたま、映画『エイトレンジャー』と『ドラゴン青年団』のプロデューサーが一緒の方でして、お声をかけて頂いたことで出演が決まりました」
この『ドラゴン青年団』は、「小さな町を舞台に、クリスタルを集めるべく4人の”光の戦士の末裔”がパーティーを組み…」というユニークな内容。ドラマのような世界とは縁があったのだろうか?
「ゲームがモチーフになっているドラマですけど、最近は時間もないのであまりやってないですね。鳥取に住んでいた頃は『ポケモン』や『サルゲッチュ』とか、結構遊んでましたが……。当時は1日1時間まで、ゲームボーイみたいな携帯型ゲームは30分までという決まりが家庭内でありました」
そんな彼女は、おしとやかそうな見た目とは裏腹に、本人曰く”男勝りの性格”だそうで、その理由は「『バカボンド』を読んで、物凄く影響を受け、『宮本武蔵になりたい』と思ったから」だとか。以来彼女は、「キチンと自分と対話すること」を大事にしているそうだ。
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