5月21日、相対性理論プレゼンツ『立式Ⅲ』が東京・中野サンプラザで開催された。
約20分ほど押して開演、会場が暗くなるとSEが流れ始める。SEとともに舞台の幕に色とりどりの光が映しだされた演出が10分ほど続き、いよいよ本編。舞台の幕があがると先日発売されたリミックスアルバム『正しい相対性理論』からQ/P。メンバーを後方にしたがえて、舞台中央に設けられたひな壇の上で直立不動のまま歌うやくしまるえつこ。その配置がそのまま今の相対性理論の世界観をあらわしていた。
その後、いつものとおり、数曲演奏して、やくしまるのちょっと不思議な一言MCという構成でライブは続く。ちなみにハイファイ新書から2曲、シンクロニシティーンから5曲、やくしまるえつこソロ2曲、正しい相対性理論から3曲とバランスの良い選曲。今回、なんといっても勝井祐二 (Violin)、江藤直子 (Key)がセッションメンバーに加わったことで、彼らならではのアレンジが加わった曲が聴きどころ。特に、四角革命、(恋は)百年戦争、ムーンライト銀河あたりが白眉だった。
アンコールを一回挟んでライブは1時間20分程度で、やや短めに終了した。いままでのライブハウスレベルのハコのライブからややセットや演出が豪華になったといった感じで、構成などはいままで通りの相対性理論のライブだった。
次のライブは6月5日にコーネリアスなどをゲストに加えて新木場コーストで開催される。演出など、今回とはまた違ったものになるのか、いままでの相対性理論のノリのままなのか、ぜひ確認したいところだ。
【セットリスト】
Q/P
ミス・パラレルワールド
ヴィーナスとジーザス
『覚悟はいい?不思議体験、始まる』
不思議デカルト
人工衛星
Q&Q
四角革命
『目が合ったら…撃ちます』
シンデレラ
(恋は)百年戦争
ほうき星
『ブロードウェイ VS トゲ抜き地蔵』
COSMOS VS ALIEN
(1+1)
『またね』
ムーンライト銀河
『おやすみ』
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