麻生久美子「これからワンピースを読む人が羨ましい」

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08年に『夕凪の街 桜の国』で第50回ブルーリボン賞 主演女優賞を獲得し、7月には『ロック ~わんこの島~』、8月には『日輪の遺産』の公開が控えている女優の麻生久美子さん。迫真の演技で観客を惹きつけたかと思えば、コミカルな役もこなす彼女がよく行くスポットは、意外なことに古本屋さんだそうだ。

「思いかげない本と出合えるし、頁の隅に残っている誰かの書き込みとか、本を買って帰るだけじゃない新しい発見が嬉しいんです」

彼女の本に関する主な情報源は、旦那様でありスタイリストの伊賀大介さん。伊賀さんといえば相当の本読みとして知られるだけに、読書スタイルもまったく異なるようで・・・

「彼は読むスピードも数もすごくて、いろんなオススメ本を教えてくれます。その隣で、私は1冊ずつゆっくりマイペースで読んでいます(笑)」

そんな彼女がオススメしてくれた本は、『檸檬』(梶井基次郎)、『塩狩峠』(三浦綾子)といった名作小説から、元宇宙飛行士の向井千秋さんの夫・向井万起男さんの『新装版 君について行こう』、水道橋博士の『博士の異常な健康』まで多種多様。

そして、なかでも彼女が「新刊をいつも心待ちにしている」という作品が、国民的ベストセラー『ONE PIECE』(尾田栄一郎)で、麻生さんは、「もう愛おしい! むしろ大人が泣ける作品です。敬遠している人はもったいない! いや、これから読める人は羨ましい!」と大絶賛、大プッシュしている。

『めざましテレビ』(フジテレビ系)の人気コーナー「きょうのわんこ」の実話エピソードを映画化した麻生さん主演の最新作『ロック ~わんこの島~』は、7月23日より全国公開。

※『ケトル』 Vol.00

【関連リンク】
ケトル Vol.00
『ロック ~わんこの島~』 公式サイト
8月27日 全国ロードショー 映画『日輪の遺産』 公式サイト

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。