向井理「ボクは食べるために生きている」ときっぱり断言

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映画『ハナミズキ』『BECK』、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』と、昨年から立て続けにヒット作に出演している俳優の向井理が、9月23日に公開される映画『僕たちは世界を変えることができない。But,We wanna build a school in Cambodia.』では主人公・コータを演じている。今まさに「引っぱりだこ」という表現がぴったりの向井。デビュー5年目を迎えた今作では、リーダー的な役割も担わされたようだ。

「そういう意識はなかったんですけどね。役柄もリーダータイプではないですし。それよりも、男4人(向井、松坂桃李、柄本佑、窪田正孝)で話を回していくというか、4人で成立していればいいなという感覚や意識の方が強かったです」

そうは語るものの、カンボジアのロケ現場ではスタッフを叱責するシーンもあったという今作の撮影。そのことに関しては、あまり多くを語りたがらない向井だったが、そのシーンについては

「(窪田が歌う)あのシーンは集大成というか、4人のチームワークみたいなものを出したかった。本当に感情的なシーンは絶対に一発目の芝居が一番良いので、それこそ撮り直しがきかないですし、『ここだけは失敗できない』って必死でしたね」

と、納得のいく撮影ができたようだ。

しかしそれにしても、ものすごいペースで仕事をこなしている向井。「その活力の源は何なのか?」と尋ねると「僕、食べるために生きてるんです」と答えた彼は、「生きるために食べたくないんです」ときっぱり。「老後まで食べ続けたいんで、今のうちにできるだけ(仕事を)やっておかないと(笑)」と語った。仕事の原動力は、あくまでも”食”なのだそうだ。

◆『クイック・ジャパン』vol.97(8月12日発売/太田出版)

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『クイック・ジャパン』vol.97
僕たちは世界を変えることができない。But,We wanna build a school in Cambodia 公式サイト

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。