2月4日より、東京・木場の東京都現代美術館にて、前衛アーティスト・田中敦子の回顧展『田中敦子 ―アート・オブ・コネクティング』が開催されている。
田中敦子(1932~2005)は、戦後日本の前衛芸術グループ・具体美術協会を代表する女性アーティスト。コラージュによる『カレンダー』をはじめ、20個のベルが順に鳴り響く『作品(ベル)』(55年)、9色の合成エナメル塗料で塗り分けられた管球約100個と電球約80個からなる『電気服』(56年)など、従来の美術表現に囚われない数々の作品を世に送り出し、前衛の女性作家として、オノヨーコ、草間彌生と並び称されている。
同展は、国内にとどまらず海外でも注目を集めている田中敦子の大規模な回顧展。英国・アイコンギャラリー、スペイン・カステジョン現代美術センターを巡回して日本に凱旋し、作家自身の監修のもとに再制作された『作品(ベル)』『電気服』をはじめとした代表作約100点が展示されている。
『田中敦子 ―アート・オブ・コネクティング』は、2月4日(土)~5月6日(日)まで、東京都現代美術館(江東区三好4-1-1)にて開催。開館時間は10:00~18:00、休館日は月曜日(4月30日は開館)、5月1日となっている。
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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。