昨年、旬の人、時の人として多くのテレビ番組に出演したゴールデンボンバーは、その集大成として、紅白への出場を果たした。代表曲『女々しくて』が、昨年の週間カラオケランキングで20回以上も1位を獲得した彼ら。『女々しくて』のヒット以前に長い下積みを経た彼らだが、金銭感覚に変化はあったのだろうか? 現在発売中の『クイック・ジャパン』vol.105で、メンバーたちはこう語っている。
鬼龍院翔(ボーカル) 「バンドを始めた頃はお金がないから経費をかけられなかったんですけど、今はお金があるのにケチなんですよ。なぜならメンバーも事務所もケチの集まりなので。だから、こういう控え室に用意されているお茶も、『誰が払ってるの?』と」
そういう話しがメンバー間で冗談抜きで登場し、ケータリングや弁当代もいちいち確認するという彼ら。仙台で超高級牛タンを食べさせられた経験を思い出し、「は、腹が立ってくる!」とわなわな震える鬼龍院にかわって、歌広場淳(ベース)が「高い店に行きたくない」という心境をこう説明する。
歌広場 「僕らは既存の価値観とは逸脱したシンプルなところにいるんです。アーティストを高い店に連れて行くことが音楽業界の常識だったかもしれないけど、僕らはそれを喜ばないんです。ジェネレーションが違う気がする。上の世代の人たちはそういう価値観から抜け出せていないんです」
そして、「給料は明朗会計」「無駄なことに金を使いたくない」と口々に語るメンバーたち。歌広場は、「『女々しくて』がすぐに売れた、一発屋的な感じでテレビに出ていると受け取られがちなんですけど、下積みの時代がすごく長かったので、自然とケチンボになりました」と語っている。
◆『クイック・ジャパン』vol.105(12月12日発売/太田出版)
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