「人気のなかったナポリタンが、たった1日で人気商品になった理由とは?」
「商店街の不法投棄ゴミが、たった一晩でなくなった理由とは?」
「離婚寸前の夫婦が、仲睦まじい夫婦になった理由とは?」
そんな方法があったら、誰でも知りたいですよね? コピーライターの小西利行さんの本『伝わっているか?』では、彼が20年間温めてきた秘蔵の「伝わる」メソッドが、短編ストーリー形式で公開されています。
小西氏さんは大阪大学を卒業後、博報堂に入社し、2006年に独立。CM制作、商品開発、ブランド開発、企業コンサルティング、都市開発までを手がける彼は、これまで日産自動車「モノより思い出」、サントリー「伊右衛門」「ザ・プレミアムモルツ」、プレイステーション、LEXUSなど500本を超える広告に携わっており、国内外の数多くの広告賞を受賞してきました。
小西さんによれば、「『コミュニケーションって難しいな』と思う人のほとんどは伝えようとして失敗している」そうです。大事なことは、伝えるのではなく、相手に伝わること。ネタバレになってしまいますが、冒頭のナポリタンの場合、「1日○○皿限定」「お客さんの9割が頼む○○」といったフレーズを使うことで、お客さんに“伝わる”ことが可能となったのです。
今でこそ『伝わっているか?』という本まで出版するようになった小西さんですが、彼自身「かなりのコミュニケーション下手」で、「向いてないから辞めた方がいい」と日に2度も3度も言われるようなコピーライターだったそうです。けれども、小西さんがこの本で紹介しているメソッドは、「だけしか」「アゲサゲ」「ごほうび」「イメチェン」など、どれもシンプルなものばかり。『伝わっているか?』には、言葉で人を動かすコピーライターが教える、幸せなコミュニケーションを生む技術が紹介されています。
【関連リンク】
・伝わっているか?-宣伝会議オンライン
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