松田翔太と元AKB48の前田敦子が恋物語を演じる映画『イニシエーション・ラブ』が5月23日に公開される。「イニシエーション」とは、子供から大人になるために必要な通過儀礼のことだが、前田にとってのイニシエーションは、21歳でグループを卒業した直後の1か月間、独りでニューヨークに行ったことだったそうだ。「すごくしんどかった」という当時について前田は、現在発売中の『クイック・ジャパン』vol.119で、このように語っている。
「独りってさみしいです。すごく。グループにいた7年間は、ソロの仕事に違和感があったし、なんだかイヤでした。その理由をよく考えてみたら、グループでは毎日誰かと一緒にいたから、独りでいることに慣れていなかったのかなって。だから卒業を機に、本当の独りというものを1回体験したいなと思って、ニューヨークに行きました。けっこう真剣に考えて行動したつもりです」
初めて独りで飛行機に乗り、異国の地でさみしい日々を過ごしたことで、ゼロ地点に立つことができたという前田。その後、女優としてさまざまな作品に出演し、日々評価を高めつつある彼女だが、“女優としてのイニシエーション”には何が必要なのだろう?
「普通に生きていくなかでもいろいろな経験を山ほどしたいです。私はひとつのことに慣れるのに、たぶん人の倍は時間がかかるタイプなので、仕事もたくさん経験して、いい意味で慣れていくことが大事だと思っていて。楽しい人とたくさん出会って影響を受けて、私自身もユーモアがあって、別け隔てなく人と接することができる大人になりたいです」
とりあえずは、「学生服を着る役がしたいです」と語る彼女。またプライベートでは、「どうやって独りで釣りに行けるのかな」と、考えているそうだ。
◆『クイック・ジャパン』vol.119(2015年4月10日発売/太田出版)
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