6月7日に東京・ソラマチにて行われる街コンイベント、「世界のビールで愛を叫ぶ 世界のビール博物館~東京スカイツリータウンソラマチ店~」やオクトーバー・フェストなど、気温の上昇とともにビールが主役のイベントが各地で開催されている。
ビールの香りの成分には、リラックス効果をもたらす「エステル」という成分が含まれており、社交の場にはうってつけのようだ。
事実、ビールを取り入れている職場も存在する。現在東京・港区にある弁護士事務所では、試験的に業務中のノンアルコールビールの導入を行っている。相談者によるシビアな問題を解決するため、客やほかの弁護士などと密なコミュニケーションを取らなければならないことから試験導入を決めたという。
同事務所の西浦善彦弁護士は、「打ち合わせの合間に飲むことで全員がリラックスでき、それまで以上に発言が飛び交って、いい発想が生まれた。事件や裁判などの前に飲むことで、気持ちを切り替えられる」と語る。また、同席した堀岡咲子弁護士は、「同僚の中に子どもを持つ人がいるので仕事終わりに飲み会を開くことがなかなかできないでいた。しかし、このオールフリーを仕事の合間に飲むことによって会話が弾んで親睦を深められた」と話す。
ノンアルコールで職場が活性化するのであれば、同事務所のように取り入れていく事例も増えていくかもしれない。
【関連記事】
・世界一のビールを作る日本のビールメーカー 社員はわずか10人
・「温泉水ビール」に「カニ用ビール」? 温泉地の変わり種地ビールに注目
・作中でビール多用する村上春樹 本人は「缶より瓶」の瓶ビール派
・もはやバレンタインの定番? ミント味のチョコビールが人気
※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。