コンビニのレベルを超える「ミニストップ」のソフトクリームへのこだわり

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ミニストップの「ベルギーチョコソフト」「ベルギーチョコミックスソフト」の販売が始まりました。いつもは秋になってから発売開始されるイメージですが、今年は例年よりも1カ月ほど前倒してのスタートです。

「ソフトクリーム バニラ」「ベルギーチョコソフト」「ベルギーチョコミックスソフト」が昨年に引き続き2015年もモンドセレクションの最高金賞を受賞するなど、ミニストップの自信の表れを感じます。

社内資格「ソフトクリームマイスター」制度を設けるなど、ソフトクリームになみなみならぬ情熱とこだわりを持っているミニストップのソフトクリームの開発の歴史について、取材しました。

■ミニストップのソフトクリームは今年で35周年
定番のバニラ味のソフトクリームに、季節によって変わるフレーバーソフトクリーム、2つを混ぜたミックスなどに加え、ハロハロやパフェなどをその場で作り販売するのがミニストップのスイーツの特長。

コンビニチェーンの後発組として1980年に創業したミニストップですが、「同じ様なコンビニでは意味がない」と“コンビニ”と“ファストフード”を合わせた「コンボストア」という独特の形態を展開しており、創業当時の店頭販売メニューにはハンバーガーなどもラインナップしていたそうです。

そんなミニストップで「ソフトクリーム バニラ」も創業当時から販売され、今年で35年目。1998年からスタートしたフレーバーソフトクリームは年に4~5フレーバーを発売し、これまでに70以上の味を世に送り出してきました。

■味の嗜好や変化にあわせて常に進化してきた「ソフトクリーム バニラ」
「さっぱりや濃厚など、市場の嗜好の変化に対応できるよう、味のリニューアルを行い続けてきました。現在ではソフトクリームバニラの味は5代目です」と話すのは、ミニストップのスイーツ開発を担当する頭川里映さん。

「多くのファンが付いているバニラなので、味のリニューアルはかなり慎重にやっています。社内でも歴代のソフトクリームの味にそれぞれファンがいて、中には『ソフトクリームが好きだから』と入社した社員もいます。ですので、リニューアルごとに『あの時のソフトクリームの味の方がよかった!』などと、社内で戦いが起きるので大変です」。

最初の味のリニューアルは1991年。乳原料の配合率をアップし、ミルク感の強いバニラに変更。3代目の味となる2001年のリニューアルでは、北海道産生乳を使ったバニラに変更しました。

このように「ソフトクリーム バニラ」の味のリニューアルは10年ごとに行ってきたそうですが、ここ数年は消費者の嗜好の変化が早いので、味のリニューアルの頻度も早くなっているそうです。

2011年のリニューアルでは、北海道産純生クリームを増やし、よりなめらかな味わいを表現。自然な味わいの無着色バニラに変更し、ミルク感がありながらも後味すっきりというソフトクリームに。

そのような流れを受けて、2014年のリニューアルで誕生したのが現在販売している5代目のソフトクリーム。市場の味の嗜好が、シチューやラーメンなど濃厚なものが増えているので、それに対応するように、さっぱりとした味わいからコクのある味わいへと変更しました。

国産卵黄やマダカスカル産バニラをふんだんに使うことで濃厚さを打ち出し、香り豊かな味わいを実現。結果としてモンドセレクション最高金賞受賞など多くの評価を得る結果になりました。

■さまざまな味のフレーバーが、消費者を飽きさせない
これまでにミニストップで販売してきたフレーバーは、「いちご」「ダージリン」「スイートポテト」「ブルーベリー」「カルピス」「マロン」「あずき」「夕張メロン」「アセロラ」「カスタードプリン」「クレームブリュレ」「深煎り珈琲」「宇治抹茶」「カナディアンメープル」「ブラッドオレンジ」「焦がしキャラメル」「塩キャラメル」「白桃」「チーズケーキ」「安納芋」など。

「幅広い層に受け入れられる味で、かつ一捻りしていたり、付加価値を付けたものを開発のポイントにしています。例えば、メロンでも夕張メロンとか、ぶどうソフトでも果汁100%など。少しチャレンジ要素が強いフレーバーですが、種子島の安納芋を使ったソフトクリームも去年販売しました」と頭川さん。

「さまざまなフレーバーを販売する中で、そこまで広い層にウケなかった商品もありますが、そういうフレーバーはリピーターなど固定のファンがついて『再販して欲しい』など強い声をいただくことも多い」と言います。

フレーバーソフトクリームは1回限りしか販売しないものも多く、そんな中、毎年秋ごろに登場する「ベルギーチョコソフト」は人気ナンバーワンで不動の売り上げを誇るそうです。ちなみに2位には、いちごフレーバーがランクイン。

■人気NO.1フレーバーのベルギーチョコソフト
ベルギーチョコソフトは2002年に初めて登場し、今年で14年目。発売当時は、ベルギーチョコがそこまで知られておらず、かなりの先取りだったそうです。

「ベルギーチョコソフトは2002年~2010年までは、ミルク、ホワイト、ビターなど毎年違うベルギーチョコを使って新しい味で販売していました。2011年~2013年にはモンドセレクションで金賞を受賞。その後、2014年・2015年と2年連続で最高金賞を受賞しました。過去最高に良いできになったと自負し、お客さまからも評価いただいているので、そこからは味を変えずに現在に至ります」と頭川さん。「濃厚なベルギーチョコソフトと、2014年のリニューアルで国産卵黄を加えコクを増したソフトクリームバニラを合わせたベルギーチョコミックスソフトは、濃厚さが掛け合わさり今までの中でも最高傑作の味わい」だそうです。

■今ならスクラッチくじで“1万円が当たるかもしれない”キャンペーンも
現在、夢・くじ・ミニストップを想起させる「ドリームミニ」と名づけたキャンペーンを展開中のミニストップでは、税込700円以上の買い物毎に、スクラッチくじを引くことができます。

商品の「無料引換券」に加え、当たり外れがその場でわかるこの「スクラッチ抽選券」には1万円、3千円、0円(ハズレ)が当たるチャンスが含まれており、スクラッチ部分を削ると賞金額が判明する仕組み。ベルギーチョコソフトなどのコールドスイーツは無料引換券には含まれていませんが、新しく発売されたベルギーチョコソフト、ベルギーチョコミックスソフトを購入して、スクラッチくじに挑戦するのも、今だけの楽しみです。

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。