金沢カレーの雄「ゴーゴーカレー」 背番号55への熱すぎる思い

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昨今はB級グルメが大流行。ラーメン、どんぶり、焼きそばなど、全国各地の街がオリジナル料理でしのぎを削っていますが、ご当地カレーで全国展開を図るのが、金沢カレーの雄「ゴーゴーカレー」です。

金沢カレーは、カレーライスにカツとキャベツがのったボリュームたっぷりの一品。ルーは濃厚でドロっとしていて、色はかなり濃く、ステンレスの皿にもられているのが特徴です。地元の方は、これをフォークもしくは先割れスプーンで食べます。

ゴーゴーカレーは、創業者の宮森氏が同郷で同い年の松井秀喜氏のホームランに感銘を受けて創業を決意したというお店。松井のプロ野球生活同様に東京(新宿)からキャリアをスタートさせ、その後金沢に凱旋1号店を出店し、後にNY進出も果たしました。

宮森氏の松井リスペクトは筋金入りです。5時間煮込み、55時間熟成させた55工程を要するカレー、55分区切りの営業時間、155グラムのレトルトパック、5.5人前の持ち帰りルー・・・レシピ、商品、社訓にまで松井の背番号「55」にちなんだ数字の「5」が盛り込まれています。

このほか、5の付く日は「ゴーゴーデー」、17時55分までは「ゴーゴータイム」(一部店舗を除く)など、サービス企画も多数行われています。金沢本店には「5つの社訓」が掲げられるなど、偉大なる背番号を思わせる掲示物が随所に存在。「5」だらけのゴーゴーカレーですが、キャベツだけは「55グラムだと多すぎる」のだそうで、レイズ時代の背番号「35(グラム)」になっています。

◆ケトル VOL.26(2015年8月11日発売)

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。