東京都港区の東京ミッドタウンのアトリウムで、建築家・中村拓志さんの体験型インスタレーション作品「Diving Bell(ダイビング・ベル)」を展示する「Salone in Roppongi(サローネ・イン・ロッポンギ)」が始まった。「東京ミッドタウン・デザインタッチ」の一環として10月25日まで開催される。
中村拓志さんは1974(昭和49)年生まれ。明治大学大学院博士前期課程を修了後、隈研吾建築都市設計事務所に入所し、2002年にNAP建築設計事務所を設立。これまでに、「東急プラザ表参道原宿」(2012年、渋谷区)、「狭山の森 礼拝堂」(2013年、埼玉県所沢市)、「Ribbon Chapel」(2013年、広島県尾道市)などを設計。「Ribbon Chapel」は今月、ヨーロッパ主要建築家フォーラムが世界の「次世代の基準となる」の建築デザインに与える「リーフ賞」で最高賞を受賞した。
インスタレーション作品「ダイビング・ベル」は、イタリアの高級時計メーカー「OFFICINE PANERAI(オフィチーネ・パネライ)」とのコラボレーションで制作。1人用のカプセルに入ると、カプセル内のスクリーンの色が変化して深海への旅を体験することができる。
「今回、作品を考えるうちに湧いてきたのが『無限の空間』を作りたいということだった。無限と有限のバランスは実に意味が深く、無限を知ることで有限の大切さを知ることができると思った。ダイビング・ベルに入った人それぞれのイマジネーションで無限の世界をぜひ感じてほしい」(中村さん)
開催時間は11時~21時。参加無料。
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・Salone in Roppongi
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