「ブギウギ専務」の上杉周大 「みんなで夢見て、みんなで幸せになりたい」

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北海道のローカル番組『ブギウギ専務』の“専務”として地元では絶大な人気を誇る上杉周大が、11月にファースト・ソロ・アルバム『You Are The MAN!!』をリリースした。今回のアルバムは、自身が率いるバンド・THE TON-UP MOTORSを土台にしつつも、ポップス感あふれるゴージャスな作品に仕上がったが、そのルーツはどこにあるのだろう? 現在発売中の『クイック・ジャパン』vol.122で、上杉はこのように語っている。

「僕はガキの頃から少しでも人を驚かせたり、笑顔にさせたりするのが好きなタイプで、エンターテイナーみたいものに憧れていたんです。(収録曲の)『銀のピストル』とかもエンターテインメントっぽいサウンドだと思うんですよ。最初は弾き語りで始まって、最終的には『ド派手なクイズ番組かよ!』ってアレンジまで行ってしまって(笑)」

そういったエンタメ的な精神は、「ブギウギ奥の細道」(俳句を詠みながら北海道を徒歩で縦断)、「母校への道」(道行く人に出身校をきいてその学校へ向かい、それを繰り返しながら上杉の母校を目指す)といった『ブギウギ専務』の伝説企画でも存分に発揮されてきた。本人はどんなエンターテインメントを生み出していきたいのだろう?

「景色とかもいいんですけど、むしろ映画とかミュージカルとか音楽とか、そういう人間が創るものに感動するタイプでした。大勢の人たちが集まって、同じ方向を向いて、『これはいいものだったな』って思えるものを創れたときの気持ちよさ、達成感が好きだっていうものはありますね」

「ブギウギ奥の細道」で、色々な町で「がんばって!」「待ってたよ!」という声をかけてもらった上杉は、

「『みんなで夢見て、みんなで幸せになりたいな』って感覚を持っている」
「困っている人がいれば当たり前に助けたいし、泣いてる人がいれば当たり前に『どうした?』って声かけたり、当たり前のように他人のために汗かいて戦える男でありたい」

と、思っているのだそう。タレントとして、さらにバンド、ソロプロジェクトと精力的に活動する上杉だが、

「もっともっと努力して、自分に何ができるのかをもう1回挑戦してみたいです。タップダンスとかも、ミュージカルもやってみたいし。やりたいと思ってたことはいっぱいあるんです」

と、描く夢はまだまだ果てしないようだ。

◆『クイック・ジャパン』vol.122(2015年10月13日発売/太田出版)

【関連リンク】
『クイック・ジャパン』vol.122

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。