モデル、タレント、アーティストとして活躍する三戸なつめが、4月26日にファーストアルバム『なつめろ』をリリースした。幅広いジャンルで活躍する三戸だが、その中でもアーティスト活動について、彼女はどう思っているのか? 現在発売中の『クイック・ジャパン』vol.131で、三戸はこう語っている。
「『前髪切りすぎた』でデビューしたのは25歳のとき。デビューまでは半年くらいの準備期間があって、ある日レコーディングのためにスタジオに行ったら『前髪切りすぎて』を聴かされて。これでデビューします、と告げられました。CDジャケットを初めて目にしたときはさすがに動揺しましたね。私の前髪と顔面のみがドーンと映っていて、思わず『お。おおう』って」
結果的に『前髪切りすぎた』は大きな話題となり、彼女の知名度も一気に上昇。順風満帆にも思える三戸だが、本人には焦りのようなものもあるようだ。
「25歳でデビューって、決して早くないスタートですよね。年齢を重ねてから売れる人だってもちろんいるけど、若いうちに売れるにこしたことはないって、やっぱり思います。私も早く売れないと、と焦ることもありました。お仕事で、若くしてヒットを飛ばしているアーティストの方に会ったりすると、私に残された時間と比べてしまい、なおさらそういう思いになります」
ファーストアルバムには、『前髪切りすぎた』や『8ビットボーイ』『I’ll do my best』など、これまでのシングルを含む全12曲が収録されている。「ようやくファーストアルバムまでたどり着いきました」という三戸は、
「アーティスト、モデル、タレント、洋服のプロデュースなど、いろんなことに挑戦させていただいていますが、最近改めて思ったのは、私の原動力って『自分のため』が一番大きいのかな、と。自分が本当に好きなこと、やりたいことを追求していって、それをスタッフさんがいろんな形でサポートしてくれて、手に取ってくれた人、観に来てくれた人、私を好きでいてくれる人たちが楽しい気持ちになってくれたらいい」
とのこと。ファーストアルバム発売でますます注目度が上がる三戸は、「前髪を伸ばす以外は、どんなことにも挑戦していきます」と語っている。
◆『クイック・ジャパン』vol.131(2017年4月24日発売/太田出版)
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