エビ中卒業の廣田あいか 「歌うっていうことがなによりも一番好き」

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アイドルグループ「私立恵比寿中学」の廣田あいかが、年初の武道館公演をもってグループを“転校”(卒業)した。“エビ中”では昨年、メンバーの松野莉奈が急逝する悲しい事件があったが、そのことは卒業に影響を与えたのだろうか? 2018年2月24日発売の『クイック・ジャパン』vol.136で、廣田はこう語っている。

「1年前、自分の誕生日が1月31日なんで生誕祭(ソロ公演『ァィヵヮィィ』)を自分で作って。いつもエビ中のライブをプロデュースするときはファミリーが一番喜びそうなものを目指してたんですよ。でも、今回は自分が一番やりたいものだけ思って作ってみたんです。絶対賛否は出ると思うんだけど、『これが好きなんだ。自分がやりたいものはこれだから』っていま証明しないと、この先の将来が怖いなと思って。

そしたら、やっぱりすごい賛否があったんですよ。特にエビ中が好きで来てしまった方には一切合わない内容だってわかってたんで。そこで『いつかは離れなきゃいけない場所なんだな』って思いがちょっとよぎって。で、その直後に松野のことがあって、ホントに全身でそのできごとを感じたので、そう思ったらいまから動き出さなきゃいけないんだろうなって」

松野が亡くなったことで、「やりたいことをやらなきゃ」という思いを強く感じたという廣田。鉄道ファンとして、鉄道ネタのバラエティ番組への出演も多いが、彼女が“やりたいこと”は何なのか?

「歌うっていうことがなによりも一番好きなので、めちゃめちゃやりたいです。歌はいつか、お仕事でも趣味でも発信できる人にはなりたいなっていうのが目標としてあるので。とりあえず、いまは『そうやって生きるの楽しそうだね』って最近言われたり、『そういうふうに生きたいな』って言われるのが自分がやってて一番うれしいので、楽しんで生きたいなって思います」

グループを離れた現在は、「10代を最強にするために、とことん遊びに行こうと思って」いるそうで、卒業は廣田にとってベストのタイミングだったようだ。

◆『クイック・ジャパン』vol.136(2018年2月24日発売/太田出版)

【関連リンク】
『クイック・ジャパン』vol.136

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。

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