ままならない東京暮らしを描く、憂鬱グルメ小説『お口に合いませんでした』書籍化決定!

文芸
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オルタナ旧市街による小説『お口に合いませんでした』が10月29日(火)に発売決定! 外食の“おいしい”が当たり前となった今、口に合わなかった食事の記憶から都市生活のままならなさをリアルに描いた、著者渾身の小説家デビュー作です。

体調を崩した私は初めてUberEatsのデリバリーを注文するが、届いたシチューからは独特の冷えて固まった油のような匂いがして……(ゴースト・レストラン)

付き合っていない相手と一緒に行った北欧インテリア量販店で人工肉の「ビヨンド・ミートボール」を食べてみることに(ユートピアの肉)。

10年ぶりの同窓会、クラスのLINEグループに「完全個室創作和食バル★肉寿司食べ放題!3時間飲み放題付き2980円」の食べログURLが送られてくる(Girl meats Boy)。

本書は、OHTABOOKSTANDでの同名連載に書き下ろしを加えて書籍化するもの。おいしくない食事の記憶から都市生活のままならなさを描く、憂鬱なグルメ小説13篇が収録されます。

著者は、文学フリマやインターネットで話題の文筆家・オルタナ旧市街。これまでの随筆でもたびたび扱ってきた「食」をメインテーマに据え、本作で渾身の小説家デビューとなりました。『おいしいごはんが食べられますように』の芥川賞作家・高瀬隼子が本書を推薦!

装画には、イラストレーター・豊井祐太による描き下ろしイラストが使用される予定。なお、当ページの画像は描き下ろしイラストを使った仮ビジュアル。カバーデザインは現在制作中につき、楽しみに待とう!

オルタナ旧市街・著『お口に合いませんでした』は10月29日(火)発売、200ページ前後予定、四六判ソフトカバー。

筆者について

イマジナリー文藝倶楽部「オルタナ旧市街」主宰。19年より、同名ネットプリントを不定期刊行中。自家本『一般』『ハーフ・フィクション』好評発売中。『代わりに読む人』『小説すばる』『文學界』等に寄稿。

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