2022年2月1日よりスタートした連載&ニュースメディアOHTABOOKSTAND。今年2024年も、おかげさまで連載が多数書籍化となりました。さて、今年最後となる当記事では、2024年にもっとも読まれた記事ベスト10を大発表! 身近な問題を題材にした記事が多かったように思いますが、いかがでしょうか? 書籍化した連載もあらためてご案内します。どうぞお楽しみください!
2024年にもっとも読まれた記事ベスト10
【第10位】新規ファンの斉藤(大人気エッセイスト・こだまの最新作! 例の場所へ緊張の潜入へ……)/「おしまい定期便」第8回
【第9位】依存症と共同体、仲間のネットワークへの期待(横道誠)/「酒をやめられない文学研究者とタバコがやめられない精神科医の往復書簡」第15回
【第8位】アディクションと死を見つめて(松本俊彦)/「酒をやめられない文学研究者とタバコがやめられない精神科医の往復書簡」第18回
【第7位】飲酒推奨映画? アルコールでジェンダー境界を越える『酔拳』/「あなたの感想って最高ですよね! 遊びながらやる映画批評」第1回
【第6位】スズキナオ 秩父で同じ鳥に会う/「自分を捨てる旅」最終回
【第5位】人種差別も反進化論も批判しているのに…やっぱり昔のSF映画? 『猿の惑星』を初めて見た/「あなたの感想って最高ですよね! 遊びながらやる映画批評」第2回
【第4位】Google Map ☆1.8(評論家、Google Map ☆1.8の病院でパイプカット手術を受ける――!?)/「管を断つ」第2回
さて、ここからはいよいよベスト3の発表です!
【第3位】混乱する被災地と、そのころ東京で起こっていたこと/『ナガサレール イエタテール』第2話
【第2位】管を断つ(評論家、パイプカットに挑む!? )/「管を断つ」第1回
【第1位】メチャクチャな犯人とダメダメな刑事のポンコツ頂上対決? 『ダーティハリー』を初めて見た/「あなたの感想って最高ですよね! 遊びながらやる映画批評」第3回
※当ランキングは「OHTABOOKSTAND」で2024年に配信した記事のなかから集計・作成しました。
当サイト連載から書籍化続々!
続けて、2024年に書籍化された連載をご案内します。
『ニュー・サバービア』
著:波木銅
原発のある片田舎の町で、小説家を夢見ながら退屈な日々を送っていた馬車道ハタリ。高校卒業を機に上京し数年が経ったある日、彼女のもとに見知らぬ作家の私小説の原稿が届く。そこには原発事故で壊滅した故郷にまつわる、彼女の重大な秘密が描かれようとしていた。大洪水、原発事故、カルト教団、未確認生物……次々と襲い掛かる脅威に、怒れるギグワーカー・馬車道ハタリは血気盛んに立ち向かう。現代の閉塞感を打ち破る、新世代ハードボイルド小説。
『観光地ぶらり』
著:橋本倫史
行列に並んで観る絶景も悪くないが、そこで生活する人々の呼吸を聞き、その土地と対話する姿勢に感動を覚えた。――又吉直樹推薦!
話題作『ドライブイン探訪』の著者が、各地の「観光地」を巡り、日本の近代の歩んできた足跡をたどる傑作ノンフィクション・エッセイ。旅とは、生活とは、歴史とは、世界とは、生きることとは。
『「世界の終わり」を紡ぐあなたへ デジタルテクノロジーと「切なさ」の編集術』
著:北出栞
「社会」を描かないものとして長らく揶揄の対象となってきた〈セカイ系〉。しかし、 その誕生が2000年代初頭であったことを思い返すと、インターネットの普及によって「世界」の意味するところにドラスティックな変化が起きたことを鋭敏に捉えた想像力でもあったのではないか。〈セカイ系〉をキーワードにアニメ・音楽・アート・哲学などを横断して論じる評論アンソロジー『ferne』が話題を呼んだ気鋭の論客・北出栞の初著作。
『缶チューハイとベビーカー』
著:パリッコ
こっちは授乳で禁酒なのに、ま〜た飲んでんの?!……と思ってラストまで読んだら、飲んでないのに泣き上戸になりました。――夢眠ねむ推薦!
育児エッセイだけは書かないと決めていた人気酒場ライター・パリッコによる共感と感涙の初の子育てエッセイ。育児の苦労や幸せを描いた文章は数多あれど、育児しながらどう飲むかを綴った文章はかつてなかった。子育ては常に切ない。
『家から5分の旅館に泊まる』
著:スズキナオ
行き先は何も遠い地に限らない。近所の旅館やビジネスホテルにも、知らない世界が広がっている。執着を解き放ち、自分の輪郭を失くしながら歩く知らない町。人に出会い、話を聞く。言葉に出会い、考える。それでもこの世界をもう少し見てみたいと思う小さな旅の記録。話題作『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』でデビューし、今「最も注目すべき」書き手であるスズキナオ、初の旅エッセイ集。前向きな言葉、大きな声に疲れているすべての人へ。
『酒をやめられない文学研究者とタバコをやめられない精神科医が本気で語り明かした依存症の話』
著:松本俊彦、横道誠
「ダメ。ゼッタイ。」に代わる、有効な手立てはありうるのか? 依存は回復の始まり。やめればいいってものじゃない!?
連載時から当事者、当事者家族、支援者・専門家を騒然とさせた不良患者×不良医師による画期的な往復書簡がついに書籍化――。
『お口に合いませんでした』
著:オルタナ旧市街
食事はいつもおいしくて満たされて幸せ、なんてやっぱり嘘だった。――高瀬隼子(『おいしいごはんが食べられますように』)推薦!
フードデリバリーの冷めたシチュー、北欧家具店のミートボール、激安居酒屋の肉寿司……タワマンを遥か頭上に見上げ、気鋭の文筆家が都市生活の不満を嘆く憂鬱グルメ小説。
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2025年も、連載の応援をよろしくお願いします。それでは良いお年をお迎えください!