1960年代後半、日本全国各地に形成されたヒッピー・コミューンは、なぜ急速に消滅していったのか。地方に移り住んだヒッピーたちと地元住民のあいだでは何が起こっていたのか。そして1970年代前半、田中角栄政権下の日本列島は未曽有の開発ラッシュが起き、不動産価格の高騰する。時代は転がるように、波を打って変わってゆく。
【お知らせ】
当連載を収録した書籍『縄文 革命とナショナリズム』が待望の書籍化! 全国書店やAmazonなどの通販サイトで、2025年6月26日(木)より発売いたします。

縄文 革命とナショナリズム - 太田出版
戦後日本は何につまずき、いかなる願望を「縄文」に投影したのか。 岡本太郎が縄文を発見し、思想家、芸術家たちのなかで縄文への関心が高まった。柳宗悦ら民芸運動の巨匠...中島岳志著...
コミューンの行き詰まり
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