1972年、日本の左翼運動に大きなインパクトを与えた梅内恒夫の論考「共産主義者同盟赤軍派より日帝打倒を志すすべての人々へ」。この論考が、日本の帝国主義的側面を糾弾する革命運動の理論のひとつとなり、同年の東アジア反日武装戦線結成につながる。その梅内が強い影響を受けたのが、「革命思想家」太田竜だった。太田竜とは何者なのか。
【お知らせ】
当連載を収録した書籍『縄文 革命とナショナリズム』が待望の書籍化! 全国書店やAmazonなどの通販サイトで、2025年6月26日(木)より発売いたします。

縄文 革命とナショナリズム - 太田出版
戦後日本は何につまずき、いかなる願望を「縄文」に投影したのか。 岡本太郎が縄文を発見し、思想家、芸術家たちのなかで縄文への関心が高まった。柳宗悦ら民芸運動の巨匠...中島岳志著...
スターリンへの懐疑とトロツキーへの共感
ここから先は会員限定コンテンツです。
ログイン、または無料の会員登録を行うと
記事の続きをお読みいただけます。