1950年代に入り、日本の民藝運動のなかに一種の「縄文ブーム」が起きた。その運動の中心にいた柳宗悦が自身の最晩年、最後にだどり着いた場所が「縄文」だった。そこではすべてが美しい。人間の計らいを超えた究極の世界。
【お知らせ】
当連載を収録した書籍『縄文 革命とナショナリズム』が待望の書籍化! 全国書店やAmazonなどの通販サイトで、2025年6月26日(木)より発売いたします。

縄文 革命とナショナリズム - 太田出版
戦後日本は何につまずき、いかなる願望を「縄文」に投影したのか。 岡本太郎が縄文を発見し、思想家、芸術家たちのなかで縄文への関心が高まった。柳宗悦ら民芸運動の巨匠...中島岳志著...
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